うさぎを飼うと決めたら、どんな子をお迎えするか悩みますよね。うさぎは、たくさんの種類がいて、種類によってお世話の仕方も変わってきます。
うさぎを飼うのは初めてだから、飼いやすい種類を知りたい!という人は、以下の5つのポイントをチェックしてみましょう。
①うさぎの大きさ(小型・中型・大型)
うさぎの大きさは、小型・中型・大型に分かれています。
一般的にペットショップなどに多くいるのが小型のうさぎ。ネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、ジャージーウーリー、ミニレッキスなどの人気の品種は小型うさぎで、体重は大人になっても約1~2㎏、体長は25~35㎝前後です。
中型のうさぎは、体重2~5㎏。レッキス、イングリッシュアンゴラ、ダッチなどがこれに当たります。ミニウサギ(ミックス種)の中にも、大人になると中型うさぎくらいの大きさになる子もいます。
大型のうさぎは、5㎏を超えるうさぎです。フレンチロップ、イングリッシュロップ、フレミッシュジャイアントなど。なかなか日本で見かけることは少ないですが、出会うと一瞬犬と見間違ってしまうほどの大きさです。
飼育のしやすさはというと、狭いスペースでも飼うことができる小型うさぎが人気です。大型うさぎは性格は穏やかで人懐っこいと言われていますが、広い飼育スペースやたくさんの食べ物が必要になるため、上級者向けと言えます。
②うさぎの性別(オス・メス)
うさぎの性別による違いも考慮しておきましょう。
うさぎのオスは、縄張り意識がメスよりも強い傾向があります。特に3~4ヶ月頃の思春期には、スプレー行動(おしっこを飛ばす行為)や顎を擦り付けるにおいつけ行動が増えてきます。ケージには、スプレー行動の対策が必要です。
うさぎのメスは、オスよりもおっとりしている子が比較的多いです(個体差あります)が、妊娠すると気性が荒くなる傾向があります。偽妊娠や子宮の病気を避けるためにも、避妊手術を検討する必要があります。
このようにオス・メスはそれぞれ飼育するうえで気を付けたい異なる点はありますが、どちらが飼いやすいかとは一概に言えません。それぞれの特徴を知ったうえで選ぶとよいですね。
③耳の形(立ち耳・垂れ耳)
うさぎの耳は、立ち耳と垂れ耳の2種類あります。
性格は一般的に、立ち耳の子は元気でやんちゃ、垂れ耳の子はおっとりで優しいと言われたりしますが、個体差はあります。
垂れ耳のうさぎは耳の病気になりやすいため、こまめに健康チェックやケアが必要になります。特に湿気の多い時期には注意が必要です。病気のリスクを考えると、初心者に飼いやすいのは立ち耳うさぎさんと言えるかもしれません。
④毛の長さ(長毛種・短毛種)
毛の長さも2種類あります。
長毛種は、ジャージーウーリー、アメリカンファジーロップなど、短毛種はネザーランドドワーフやミニレッキスなどが有名です。
長毛種はこまめなブラッシングが必要で、抜け毛の量も短毛種に比べて多いです(うさぎは短毛種でも毛は結構抜けます)。飼いやすさで言うと断然短毛種なのですが、手入れのされている長毛種うさぎは美しく、ファンも多いです。長毛種は、ブラッシングや毛の掃除にたっぷり時間をかけられる人に向いています。
⑤純血種かミニウサギ(ミックス)か
ペットショップへ訪れると、ミニウサギという種類のうさぎがいます。ミニウサギとは、「小さいうさぎ」という意味ではなく、雑種(ミックス)のうさぎという意味です。小学校でよく飼われているうさぎも、ほとんどがこのミニウサギです。
ネザーランドドワーフ、ホーランドロップなどの純血種は、成長してからの大きさに予想がつくのに比べて、ミニウサギは予想よりも大きくなることがあるため、飼育スペースを広めに確保する必要がある場合があります。
一方で、純血種よりもミニウサギの方が病気になりにくく、たくましく長生きする子が多いとも言われています。初心者にはおすすめの種類です。
- 小型のうさぎほど狭いスペースで飼育できる
- オスはスプレー行動あり、メスは避妊手術を検討
- 垂れ耳うさぎは病気に注意!ケアがこまめにできる人向け
- 長毛種はブラッシングや掃除がこまめにできる人向け
- ミニウサギはたくましいが成長後の大きさ把握が難しい