うさぎのお世話

うさぎのケージ掃除*やり方と便利グッズをご紹介

うさぎはきれい好きな生き物。定期的にケージを大掃除して、飼育環境を清潔に保つことが大切です。

ケージ掃除のやり方や注意点、掃除に便利なグッズも合わせてご紹介します。

ケージを掃除する頻度

うさぎを飼っているというと、たまに「うさぎって飼ってたら臭う?」と質問されるのですが、うさぎにほとんど体臭はありません。もし臭いが気になるとしたら、それはケージ内が糞尿などで汚れている可能性が高いです。

うさぎはきれい好きな生き物です。糞尿、抜毛などで汚れているケージは、こまめに掃除してあげましょう。

毎日の簡単掃除に加えて、ときにはケージを丸洗いする必要があります。目安としては、月に1度はやりたいところ。6~8月頃の暑い時期やトイレを覚えていないうさぎの場合は、臭いが発生しやすいので週1~月2回が望ましいです。

ケージ掃除のやり方

ケージの掃除のやり方をご紹介します。

掃除の順序

まず、うさぎが中にいると掃除ができないので、うさぎをキャリーやサークルなどに移動させます。

ケージを分解して、ブラシやスポンジなどで一つ一つ水洗いをしていきます。使用済み歯ブラシや100均のスポンジで大丈夫です。お風呂場や庭など、水の出る広い場所で洗います。

全てのパーツが洗えたら、水気を拭き取り、天日干しします。カビや細菌が発生しないように、しっかり乾かしましょう。

汚れに効果のある洗剤

ケージの掃除は、基本的に水洗いでOKです。

水洗いだけでは汚れが落ちにくいという場合は、重曹・クエン酸が役立ちます。特にクエン酸は、おしっこのこびり付きに効果的です。

うさぎの健康を害する恐れがあるので、漂白剤の入っている洗剤は使いません。また、木製のグッズは洗剤の成分が残ってしまうことがあるので、洗剤自体使わないようにしましょう。

あると便利なお掃除グッズ

うさぎのケージを掃除する際に、あると便利なものをまとめてみます。

マイクロファイバー雑巾


マイクロファイバー ぞうきん

ケージを水洗いしたあと、水滴を拭き取るのに便利です。普通のタオルや雑巾に比べてよく吸収してくれるので、簡単に拭き取れます。

ほうきと塵取り


ミニほうき チリトリ付

ミニサイズのほうきと塵取りは、ケージまわりの糞や抜け毛をさっと掃除するのに便利です。ケージ近くにスタンバイさせておいて、気になったらいつでも使えるようにしておくのがおすすめ。

コードレス掃除機


マキタ掃除機

うさぎは抜毛が多いので、ケージの角や床に毛がよく落ちます。コードレス掃除機は角にくっついている抜毛を吸い取るのに便利です。

コロコロ


カーペットクリーナー コロコロ

衣類やカーペットなどについた抜毛はこれで取ります。毛が抜ける動物を飼っているおうちには必需品です。

ペット用スパチュラ


ペットスパチュラ

すのこにこびりついた糞をとるのに便利なのがペット用スパチュラ。金属製のヘラで汚れをこそげとることができます。

ペット用消臭剤


天然消臭<うさぎ・小動物用>

トイレの臭いが気になるというときは、ペット用の天然消臭剤がおすすめ。グルーミングスプレーとしても使えるうさぎ用のスプレーもあります。

ケージ掃除の注意点

臭いを完全に消さない

せっかくのケージ丸洗い。徹底的に掃除したくなる気持ちは分かるのですが、臭いを完全に消してしまうのはNGです。

うさぎはなわばり意識の強い生き物。自分の臭いが完全になくなってしまうと落ち着かなくなり、ストレスが溜まります。

トイレなどは完全にピカピカにするのではなく、少しだけ臭いを残してあげるということも意識しておきましょう(人間が気にならない程度には掃除して大丈夫です)。

レイアウトはコロコロ替えない

掃除のたびにレイアウトをコロコロと変えてしまうのもNGです。

環境の変化に敏感なうさぎは、レイアウトが変わることで落ち着かなくなってしまいます。ときどき新しいおもちゃを入れたり、成長に合わせてやむを得ず模様替えしたりするのはOKですが、飼い主の気分だけでむやみにケージ内の環境を変えないようにしましょう。

まとめ

ケージのお掃除は、うさぎを飼ううえでとっても大事なお世話の1つです。

不衛生な状態が続くと、病気になってしまう心配もあります。できるだけ毎日こまめなお掃除を心がけ、月に1度はケージを洗うようにしましょう。

ケージの掃除まとめ
  • 月に1度はケージを解体して水洗いする
  • 洗った後はしっかりと水分を取り、乾かす
  • 臭いは完全に消さないようにする
  • ケージのレイアウトはコロコロ変えない

うさぎが快適な環境でゴキゲンに過ごせるといいですね。