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うさぎを飼うために必要な飼育グッズはたくさんあります。ケージの中に入れる飼育グッズをはじめ、お世話に必要なものや安全確保のための道具など、いろいろなグッズが必要です。
それぞれの種類における違いや選び方、使い勝手をまとめます。後々揃えておくと便利なものも合わせてご紹介します。
ケージ内に入れる飼育グッズ
うさぎを飼うことになったら、まず揃えるのがケージとケージ内に入れる飼育グッズです。ここでは、ケージ内に入れる牧草・フード入れ、トイレ、給水ボトル、かじり木についてご紹介します。
ケージと床材の選び方については、以下の記事もご覧ください。
牧草・フード入れ
牧草入れは、牧草を詰めて壁にくっつけて使用するタイプが一般的です。
しっかりとケージに固定できるようになっていて、うさぎはその中から牧草を引っ張り出して食べます。特に問題なく使えることが多いですが、牧草入れを齧ってしまうこと前提で、かじり木としても使用できる木製タイプの牧草入れを選ぶと安心です。プラスチックのものはうさぎが食べてしまうと危険なので、齧り癖があるようなら交換した方がよいでしょう。
齧る心配がないものを選びたいのであれば、天井からボールのような金具を吊り下げる『ランチボール』というタイプもあります。
ランチボールは汚れにくく齧られる心配もないので長持ちしますが、少し背伸びをして牧草を咥える必要があるので、興味を示さないうさぎの場合は、普段の姿勢で食べらえる木枠タイプを装着するとよいかもしれません。
フード入れは、小さくてもどっしりと安定したものがおすすめです。
やんちゃな子うさぎは、フード入れを咥えて遊んでしまうので、適度な重さがあり齧ることができない陶器タイプが便利です。また、トイレと間違えておしっこをしてしまうこともあるので、必要なとき以外はケージの外に出しておいてもいいでしょう。
うさぎ用トイレ・トイレ用品
トイレは三角形になっていて、横2か所をケージの壁に固定できるものが使いやすいです。トイレは毎日掃除をしなければいけないので、装着部分は簡単に取り外してトイレごと取り出すことのできる金具(写真のようなフックにひっかけるタイプ)が便利です。
トイレすのこの下にトイレ砂を敷いて、1日1回程度取り換えます。砂は消臭効果があり、うさぎが万が一食べてしまっても害のないヒノキでできたものが安心です。あとは、100均などで買える小さめのスコップを用意しておくと、掃除が楽になります。
給水器・給水ボトル
給水器は、ケージの外側に装着して、内側に飲み口を差し込んだ状態にしておきます。器に水を汲んで飲ませることは、不可能ではありませんが、こぼれることが多いのでおすすめできません。
給水器は、飲み口が金属のボールのようなものがストッパーになっているので、うさぎが咥えてペロペロなめることで水が出ます。うさぎは体が濡れることを嫌う生き物です。給水ボトルは必要以上に水が落ちてくることがないため、とても便利です。
一般的なうさぎ用給水器は350ml~500mlくらいの量が入ります。空のペットボトルに装着して使える給水口も便利です。
かじり木
うさぎは齧るのが大好きな動物です。ケージ内にかじり木を入れてあげると喜ぶことも多いです。かじり木は、うさぎが齧る衝撃に耐えられるようにケージにしっかりと固定します。市販されているかじり木は、固定できる金具がついていたり、木には齧りやすいように切れ込みが入っていたりします。
りんご・梨・ヒノキなどの木材が手に入ったら、手で持って齧らせてあげても楽しいです。
お世話に必要な飼育グッズ
ブラッシング用のブラシ
うさぎの日々のお世話の中で、ブラッシングは必須です。うさぎはよく毛が抜ける動物です。特に夏毛と冬毛が生え変わる換毛期には、毛玉を丸めて手のひらサイズのボールを作れるほど毛が抜けることもあります。
ブラシはたくさんの種類がありますが、ラバーブラシやスリッカーブラシをやさしく当てて梳かすとよく取れます。ブラシ部分が金属のスリッカーブラシは、肌に強く当てすぎないように注意しましょう。柔らかい毛の豚毛ブラシを仕上げにかけるとより毛艶がよくなります。
爪切り
うさぎは2ヶ月に1回程度爪切りをする必要があります。
おうちで爪切りをする場合には、うさぎ用の爪切りを購入しましょう。はさみのような形になっていて、先端に丸い穴が開いています。この穴の部分にうさぎの爪の伸びた部分を合わせて切ります。うまく切れるかどうかはうさぎと人間の慣れ次第。
自分でするのは難しい…という場合は、動物病院で500円程度で切ってもらうこともできます。
ペット用キャリーケース
ペットを入れて運ぶことができるキャリーケース。
うさぎを病院に連れて行く際に必ず必要になります。体の不調に気付いたらすぐに対応できるように、できるだけ早いうちに準備しておきましょう。キャリーケースに入れておけば、タクシーにも乗せられます。
また、ケージを丸洗いするときに一旦うさぎを入れておく場所としても便利です。
長距離での車移動や公共交通機関に乗せる際には、プラスチック製のしっかりとしたキャリーケースが安心ですが、近場の移動だけの場合には、ショルダーバッグ型のものも可愛いです。
その他飼育グッズ
その他、必要に応じて揃えたいグッズは以下の通りです。
- ペットサークル
- 防暑・防寒グッズ
- ハーネス・リード
- おもちゃ など
これらはうさぎを飼い始めてすぐに絶対に必要というわけではありませんが、へやんぽの際、場所を限定したいのであればペットサークルを。夏と冬、エアコンだけで足らないのであれば防暑・防寒グッズを。うさんぽはしなくても大丈夫です(個人的にはおすすめしません)が、もし外へ連れ出すのであればハーネス・リードも…といった具合に、必要に応じて検討してみてください。
うさぎが遊べるおもちゃも、徐々に増やしていくと楽しいですね。
まとめ
うさぎを飼うための基本の飼育グッズとポイントは以下の通り。
うさぎの飼育グッズを見ていると、いろんな種類のものがあって迷ってしまいますが、うさぎの安全を確保できるもの、より使いやすいものを好みに合わせて選んでいきましょう。
- 牧草入れはしっかり固定・フード入れは倒れにくいものを
- トイレは取り出しやすいフックのものが便利
- 給水ボトルは350ml~500mlタイプ(ペットボトル+給水口もOK)
- かじり木はりんご・梨・ヒノキの木など
- ブラッシング用のブラシ必要
- 爪切り必要(動物病院で切ってもらうことも可能)
- キャリーケースは早めに準備しておく