うさぎのお世話

うさぎの『へやんぽ』*室内散歩のやり方・注意点

うさぎをお部屋で遊ばせる「へやんぽ」は、大事なお世話の一つです。

飼い主とのスキンシップになるし、うさぎのストレス発散や運動不足のためにも役立ちます。へやんぽのやり方、注意点、便利なグッズをご紹介します。

うさぎの室内散歩『部屋んぽ』

うさぎのお部屋おさんぽ『へやんぽ』は、いつどのような頻度でするとよいのでしょうか。

基本1日1度はケージから出すように心がけること。時間は、30分~2時間以内くらいが目安です。できれば毎日決まった時間に遊べるようにすると、生活リズムが整います。

うさぎはなわばり意識の強い動物。ケージの中もうさぎにとって落ち着く空間ですが、ケージの外へ出て体を動かすことも大事です。走り回ったり、ピョンピョン飛び跳ねることで運動不足解消、ストレス発散にもなります。へやんぽ中は、飼い主とのコミュニケーションも取りやすく、うさぎとの時間を楽しめるひと時なので、毎日ぜひ続けるようにしましょう。

へやんぽのやり方

安全な環境を整えよう

うさぎをケージの外に出す際は、うさぎにとって危険がないかどうかを必ずチェックするようにしましょう。うさぎが誤飲誤食したり、ケガをしたりする危険がないような環境を整えた上でケージから出してあげてください。床も滑らないように工夫しましょう。

うさぎの飼育部屋の安全チェックポイント*へやんぽ前に確認!うさぎを飼う際には、うさぎが行動する部屋全体の安全をチェックする必要があります。 ケージにいる間は安全でも、お部屋でへやんぽをする...

自由に部屋内をお散歩すると危険が多いという場合は、ペットサークルを利用して、うさぎが動ける範囲を区切っておくと安心です。

100均の柵をジョイントしてペットサークルを手作りすることもできます。低い柵だと簡単に跳び越えてしまうので、柵から出ないようにするのであれば最低60cmくらいの高さは必要です(それでも本気出せば越えちゃうかも)。

毎日へやんぽ環境を整えるのが難しい場合は、ケージの周りにペットサークルを設置して、自由に出入りできるようにするのも一つの手です。うさぎが自由に休憩したり遊んだりできるので、これはこれで快適です。

あると楽しいおもちゃ

うさぎは体を動かして遊ぶのが大好き。へやんぽ中にたくさん体を動かせるように、楽しいおもちゃを用意すると喜びます。絶対に必要なものではありませんが、専用のおもちゃがあれば、むやみにイタズラをすることも減るので少しはあるといいかもしれません。

おもちゃを選ぶポイントは、齧れないものまたは齧っても安心な素材にすることです。特に布製のものは、齧って食べてしまうこともあるので、避けた方が無難です。

トンネル

うさぎは狭いところに入るのが大好きです。アナウサギの習性ということもあり、トンネル状のものには入ってしまうのかも。トンネルをくぐって遊ぶ様子は可愛いので、見ていて飽きません。

わらっこ倶楽部 トンネルハウス

 

プラスチック製の長いトンネルやダンボールトンネルも楽しいですが、齧り癖のある子には金属製、木製、テラコッタや牧草でできたトンネルがおすすめです。

ボール

100均に売っている子ども用の柔らかいボール。鼻でつんつん突きながら転がしては追いかけて遊びます。ボールを捕まえて前足で上に乗っかったりする姿も面白いです。


リンリンボール

牧草でできたボールもおすすめですが、すぐに引っ張り出して食べてしまうため、遊べる期間は短いです(それはそれで楽しいみたいだれど)。

かじり木

飼い主が木を持ち、うさぎが齧る遊び。うさぎは物を齧るのも大好きなので、ストレス発散になります。必死になって齧る姿が可愛いですよ。飼い主とのコミュニケーションにもおすすめです。

ガリガリキャロットS

ケージに固定できるので、ケージ設置用と遊び用に2種類あってもいいかも。

ダンボールハウス

トンネルのように穴を通って遊べるダンボールハウス。


ダンボール ペットハウス

見た目も可愛く、トンネル好きのうさぎは喜びます。ダンボールはおうちにあるものでも手軽にうさぎ用おもちゃを作れて便利ですが、やはり齧ってしまう心配があります。

誤食の心配がない子のみ遊ばせてあげてくださいね。

まとめ

うさぎの室内お散歩「へやんぽ」は、うさぎにとってとても楽しい時間です。

ケージの外に慣れるまでは、自由にケージにも帰れるよう、ケージの入り口は開けておいてあげましょう。また、おもちゃは気に入ってよく遊ぶ子もいれば、全く興味を示さない子もいます。何が好きかはそれぞれなので、自分のおうちのうさぎが気に入るおもちゃを見つけられるといいですね。

へやんぽでうさぎとコミュニケーションをとりながら、たくさん遊ばせてあげてくださいね。